クロコノマチョウ



クロコノマチョウは暖冬化の影響か最近北への分布拡大が話題になっている蝶で、 現在関東地方南部の平野まで勢力を広げているようです。
良く似た蝶にウスイロコノマチョウというもっと南方系の蝶がいます。
九州本土では越冬の記録は1例しかないようですが夏以降晩秋までに全国あちこちで、最北は北海道で迷蝶の記録が 出ています。
クロコノマチョウより移動性が強い種で、色が薄茶で明るく、裏面の眼状紋がはでについています。
クロコノマチョウもそうですが午後4時ごろから日没にかけて民家の周辺を活発に飛び回る習性があり、家や建物の中にもよく飛び込み ますので、気をつけておいてください。

「福岡の蝶」 福田 治 さん