1998年8月21日 金曜日



出産から4日目。今日は退院検診の日。会社に9時過ぎに電話が入り、問題ないとのこと。日曜日に退院に決まり。
昼休みに愛育病院に行き、入院費用の精算を行う。それなりのお値段。出産費用が健康保険の対象外というのはなんかおかしい気もする。確かに病気ではないけど、少子化が問題になっていることだし健康保険で負担すべきでは?なんでもこの前の参院選では、民主党がそういう政策を公約にしていたらしい。それで美香は民主党にいれたとか。

愛育病院はちょっと高めだという話だが、美香は気に入ったようだ。他の病院のことは知らないけど、看護婦や助産婦の人が本当に親切にしてくれることがよかったようだ。母親の立場でいろいろしてくれる。授乳の時間なども赤ちゃんや母親に合わせて決めてくれるとか、母子同室にするのもあくまで母親の負担にならない程度で、夜など希望すればちゃんと新生児室で預かってくれる。その他いろんな指導が適切で初産の美香にはよかったようだ。細かい所まで気配りが感じられる。さっきの話じゃないけど、出産は病気じゃないから、順調に出産できた人にとっては先生なんてどうでもよくて、その出産時に支えてくれる助産婦や、その後の世話をしてくれる看護婦さんや、その世話の内容が一番重要ということか。出産の時の助産婦さんはいまでもなにかと気をかけてくれるそうだ。一番苦しいときに支えてくれた人だからこれはなかなか来るものがあるだろう。あとは飯がうまいことも重要。私としては家にも会社にも近いことがありがたかった。

今日は2回の面会時間にそれぞれ会社の友達が来てくれていた。特に3時に来てくれた"まる"は、来ると知らなかったので、美香は嬉しかったようだ。昼寝してたので夢に出てきたと勘違いしたらしい。
夜の時は3人組がやってきた。赤ちゃん抱いたりして記念撮影。美香は最初は友達と話したりして楽しそうにしていたのだが、途中で赤ちゃんが泣きだすと、もうそれ所じゃなくなって友達ほったらかして子供の世話に夢中。すっかり世界が子供を中心に回りだしている。友達の皆さんには悪いことをした。まあ許してやって下さい。そのうちほったらかすことを覚えるでしょう。