1998年8月16日 日曜日
 いよいよ入院


午前11時頃通常のおりものとは違った感じで水っぽいものがツーと流れる感じがする。一瞬「あれッ?」っと思ったが、とりあえず無視して掃除や洗濯をする。
その後も結構濡れるような感触があり、午後2時に多めに流出。さすがにこれは・・・と思い、愛育病院に電話。これまでの経過を説明すると、入院準備をして病院へと来るようにとのこと。まとめておいた入院用のカバンを持って、真基さんと二人で病院へ。別に痛みがあるわけでもなく、近くなので徒歩で向かう。しかし、今日は暑い!!!今日の東京は最高気温が34度。しかも2時過ぎで一番暑い時間。二人で地獄の坂道を登り、汗だくで到着。

3Fにあがって先生の診察を受ける。
(写真 3F産科の受付。この奥に陣痛室や出産室がある。)

やはり破水だった。普通は破水があると24時間内に陣痛がくるとのことで、このまま入院することに。もし陣痛が明日の朝ぐらいまで待って無い場合は、感染等の心配があるので生まれるよう処置をするとのこと。陣痛促進剤とかを使うのだろう。
ピンクの入院服に着替え、陣痛室にはいる。どうやら私一人のようだ。別に痛くも何ともないので余裕である。 真基さんには残りの荷物と読みかけの本を取りに行ってもらう(どうもひまな1日を過ごすことになりそうなので)。病院が近くで助かる。

陣痛室ではこの前やった胎児の心拍数と妊婦のおなかの張り具合を調べる検査をまた行う。パッカパッカと馬が走っているような音が聞こえてくる。
検査をしていると一人妊婦さんが分娩室に直行したようだった。ちらっと見たところ、見覚えのある外人のだんなさんだった。院内見学で一緒だったご夫婦のようだ。なんか先を越されてしまった感じ。もっともこっちは予定日より2週間以上早いのだけど・・・。後で赤ちゃんの泣き声が聞こえてきて、どうやら無事生まれたようだ。早い!!さすがに経験者は違う。こちらはまだ陣痛もないのに・・・。

6時すぎに夕食。焼き鳥や鮭がでる。噂どおりおいしい。全てたいらげる。余裕である。 夕食後真基さんがやってきた。二人ですることもなくボーとする。「ひまだねえ・・・」を連発。
看護婦さんがときどき来て、お腹の音を聞きにくる。赤ちゃんはまだかなり上の方にいるので、寝ているよりも歩いたり、座ったりして、重力の力を借りて下に行くようにした方がいいとのことで、病院内を散歩する。
ちょうど夜の面会の時間なので、新生児室の前に人だかりができていた。どれどれと二人で覗いてみる。当然周りにいるのはもう出産の済んだ人ばかり。良く考えれば、お腹のでかい出産前の妊婦が余裕こいて歩いているのは、変である。普通はここに来るときはみんな陣痛が始まっているはずなんだから。
その他見てまわるが、これといってみるものがあるわけでもないので10分で散歩終了。
あと、実家や由香のところに電話する。お母さんは調整して来週来てくれそうな感じ。さすがに最近出産後のことが不安になってきたのでありがたい。由香は今からいくから!!!となんか張り切っていたが、来られても困るので、とりあえず様子をみて来てもらうことに。
豊田の方に電話すると「もう生まれたの?」と第一声。そううまくはいかない。

真基さんとその後も陣痛室でボーっとする。他にはだれもいないので、とても静か。このまま陣痛室の主になってしまいそう。 お腹は確かに張っているし、相変わらす動くと羊水が流れる感じはするが、陣痛というところまで行かない。ここまでくると早く来て欲しい。
8時過ぎに看護婦さんがきて面会時間が終了しているとのことなので、真基さんは帰ることに。 陣痛とか始まったら、電話で連絡することにする。さて、陣痛はいつくるのでしょうか?
(今日から入院してしまったので、一部だんなの真基が代筆してます。)